育毛シャンプーに育毛効果があるのか?気になるところですよね。ドラッグストアには育毛シャンプーが並び、TVなどでは頻繁に育毛シャンプーのCMを見かけます。これらを見ると育毛シャンプーを使うと髪が生えてくるのでは・・・と期待してしまいますよね。では実際に育毛シャンプーの効果はどれほどのものなのでしょうか?
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育毛シャンプーには「直接的」な育毛効果はない
■ 育毛成分が含まれていても、頭皮に付いている時間は短い
育毛シャンプーには、確かに育毛に良いとされる成分が含まれていることもありますし、育毛剤に含まれているような、天然育毛成分が含有しているケースも少なくありません。育毛剤の場合は、頭皮に塗布したままにするので、数時間にわたって頭皮に効果を与え続けます。しかし、育毛剤を塗布してもすぐにそれを洗い流してしまえば効果は殆ど得られません。
育毛シャンプーは頭皮への安全性が高いとはいえ、洗浄成分が入っているのですすぎをしっかり行い洗い流さなければいけません。つまり、育毛成分を含む育毛シャンプーを使用したとしても、育毛成分をすぐに洗い流すことになるので育毛シャンプーには「直接的」な育毛効果は殆ど期待できないのです。ただ・・・なぜ「直接的」といった表現を使っているか?実は育毛シャンプーには「間接的」な育毛効果が期待できます。
育毛シャンプーの「間接的」な育毛効果とは?
■ 育毛シャンプーの目的は頭皮環境を整えること
育毛シャンプーは髪の毛を生やすといったことに重点を置いているのではありません。健やかな頭皮の状態にすることを目的としているのです。そもそも、頭皮環境が悪ければ健康的な髪の毛が生えてくることはありません。要は、「髪の毛の土台づくり」を行うためのものが育毛シャンプーの最大の役目となります。
■ 育毛シャンプーが持っている具体的な頭皮に与える効果とは?
適切な保湿の状態を維持する、といった効果があります。我々の頭皮には天然の保湿剤としての皮脂があります。皮脂は多すぎてもいけませんし、少なすぎてもいけません。バランスが難しい厄介な存在でもあります。育毛シャンプーの洗浄力はある程度抑えられており、皮膚表面の皮脂は綺麗に洗い流します。しかし、頭皮の内部にある皮脂までは取り除きません。天然の保湿剤を、ほどよく残してくれるのです。保湿された頭皮は元気であり、髪の毛が生えやすい状態になります。
頭皮に与える刺激が少ないのも育毛シャンプーの特徴です。育毛シャンプーは私たちの頭皮と同じく弱酸性です。同じ性質となっているので、頭皮に刺激を与えにくいといった特徴があります。シャンプーの中にはアルカリ性のものもあり、頭皮に強い刺激を与えてしまうものもあります。毛穴を開いて頭皮の奥までシャンプー剤が入り込んでしまい、皮脂を奪いすぎて敏感肌のような状態にしてしまうので、このようなシャンプーの使用は考えものです。
育毛シャンプーに発毛する効果は期待はしない方がいいですが、頭皮環境を整え、頭皮を健康な状態へ改善することで、抜け毛などが減り髪が健康に育つという効果は期待できます。薄毛や抜け毛が気になりだしたら、頭皮環境を改善し整えるためにも現在使っているシャンプーを見直すことが必要かもしれませんね。
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