薄毛や抜け毛で悩んでいる人にとって知っておきたいのがヘアサイクルです。ヘアサイクルとはある一定の周期で髪の毛が抜けて生え替わることです。このヘアサイクルが何かの原因で正常に行われなくなると薄毛や抜け毛のトラブルを引き起こします。
ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返し、新しい髪へ生まれ変わります。
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成長期
一般的に髪の毛の寿命は男性で2年~5年、女性で4年~6年と言われています。この時期を「成長期」といい毛母細胞が活発に働き髪の毛が成長を続けます。また髪全体の90%前後を占めるのもこの成長期にある髪の毛です。個人差はありますが1日に0.3~0.5ミリ伸びると言われています。
退行期
髪の毛がある程度成長すると毛母細胞の働きが弱まり髪の成長が弱まります。この時期は髪の毛が新しく生まれ変わるために、抜け落ちる準備をします。この退行期の期間は約3週間と言われ、髪全体の約1%がこの退行期を迎えた髪の毛が占めています。
休止期
退行期を過ぎた髪の毛が抜け落ちる時期が休止期です。約2~3ヶ月休止期が続き、これが終了すると髪の毛はまた5年前後の成長期に入ります。休止期にある髪の毛は全体の約10%を占めています。
下図のように、乱れたヘアサイクルでは成長期が極端に短くなり、成長途中の髪の毛が抜け落ちてしまします。髪の毛が正常に成長しないため、全体的に細く弱々しい髪の毛が目立つようになります。
正常なヘアサイクルでも、髪が生え変わり発毛するまでは約3ヶ月程度かかります。育毛を始めてもすぐには効果が実感できないのはそのためです。ヘアサイクルを理解することで、じっくりと育毛に取り組むことが成功の近道といえるでしょう。
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